今回の住まいは、フロアごとに役割を明確に分けた「縦の二世帯住宅」です。1階と3階にキッチンを設け、2階にプライベートな寝室を配置。フロアを分けることで、音や視線の干渉を抑えつつ、吹き抜けを介して「家族の気配」が緩やかに繋がります。
物理的な距離を保ちながらも、心は繋がっている。この住まいは、そんな二世帯住宅ならではの安心感と自由さを、もたらしてくれます。
デザインの主役は3階建てならではの縦の繋がり。注目は2階に設けられたブックシェルフ。そこにはユニークな遊び心が込められていました…。
リビングに配置されたブラックのスチール階段は、光と風を通すスケルトン仕様にすることで、重厚感がありながらも圧迫感を感じさせない開放的な空間を実現。吹き抜けから差し込む光が、時間ごとに異なる表情を室内に描き出します。
施工内容:木造3階建て新築工事 面積:164.67㎡
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質感で魅せる「和モダン」なエントランス
落ち着いたグレーの石目調タイルと、温かみのある木目のコントラストが印象的。 壁一面にあしらわれたウッドパネル風のアクセントが、空間に「木の温もり」と「上質な奥行き」を与え、3階建ての豊かな暮らしを予感させてくれます。
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異素材が調和する「魅せるキッチン」
コンクリート調のグレーの腰壁に、温かみのある木目のワークトップを組み合わせた、スタイリッシュな対面式キッチン。 背面の壁には深みのあるブルーをアクセントカラーとして採用し、ブラケット棚(見せる収納)を配置。お気に入りのキッチンツールやグリーンを飾ることで、毎日の料理の時間がより愉しくなるような、カフェのような空間に仕上げました。
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暮らしを彩る「隠し扉」と「見せる収納」
遊び心溢れる設計として、一見するとブックシェルフに見える「隠し扉」を採用。実用性とデザイン性を兼ね備え、住まいの中にワクワクするような仕掛けをプラスしました。
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「縦の繋がり」がデザインの主役
3階建てという限られた空間を活かしつつ、グレーのアクセント壁やアイアンの質感、そして木の温もりが絶妙に調和した、センスフルな空間に仕上がりました。
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落ち着いたトーンで安らぐ「静」の空間
壁一面に深いネイビーのアクセントクロスを採用し、落ち着きのある「静」の空間を演出しました。 機能面では大容量のオープンクローゼットを設置。高い位置に設けた横長の窓からは、プライバシーを守りつつ、柔らかな光を取り込めます。
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視界を遮らないスケルトン手摺
2階のホールには、細みのブラックアイアンを使用したスケルトン手摺を採用。視線を遮らないデザインにすることで、限られたスペースに圧倒的な開放感をもたらしています。
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暮らしに馴染む、細部へのこだわり
扉を開けると、温かみのある縦木目のアクセントウォールが目を引きます。床には落ち着いた質感のデザインタイルを合わせ、壁のグレーのテクスチャと調和させることで、単なる機能空間ではない「一部屋」としての完成度を高めています。
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穏やかな時間を育む、上質な機能美
3階のキッチンは少しトーンを抑えた、安らぎを感じるグレージュや木目を中心に構成。キッチンのすぐ横に配置された木の温もり溢れるダイニングテーブルは、配膳や片付けが数歩で完結する機能的なレイアウトです。照明には北欧テイストのペンダントライトを合わせ、温かな光の下で夫婦の会話が弾む、穏やかな食卓を演出しました。
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場所
東京都江戸川区

